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日本で行われている歯科治療のことを欧米では古典的歯科医療といっています。
患者さん達は歯が痛いとき、具合の悪いときだけ歯科医へ行きます。これを緊急治療といいます。歯科医は痛みを止めると虫歯を詰めたり金属をかぶせたり、悪い歯を抜くと後は噛めるように義歯やブリッジを入れます。歯を修理することも歯科医の大切な仕事です。
患者さん達は痛みが止まり歯の修理が終わると後はそのまま放置してまた痛くなるまで歯科医には行きません。歯科医は予防のことはほとんどかかわらないのです。日本の保険では予防や定期検診はできないのです。
このような歯の治療を「古典的歯科」といいます。
まだまだ古典的といわれる所以があるのです。
■細菌との戦いの歴史
細菌の発見
中世の頃ヨーロッパではペストやコレラが流行し、ヨーロッパの人口の三分の一が死んだそうです。しかしその当時ほとんど何もすることなく手をこまねいていました。
人間を苦しめ命を奪った病気は悪魔の仕業と思ったり、天体の進行が人間の運命を決めると考えたり、神の怒りによる罪のせいにもしていました。そこで、この病気を治すために教会で神父さんたちによる悪魔払いの儀式や祈りを受けたり、また魔女狩りなどを行ったのです。
ところで、18世紀の終わりフランスでパスツールという学者が病気の原因は細菌であると顕微鏡を使って発見しました。その後、コレラ菌、ペスト菌、結核菌などがゴッホやエーリッヒなどの学者によって次々と発見され、細菌によるこれらの病気は伝染病として位置付けられました。
これが医学が病気に対して科学としてスタートしたことになります。
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