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対症療法的治療から抜け出し、予防から歯の手入れまでの包括歯科医療を実施している5人の歯科医が、それぞれの経験を基に口の健康や治療法について語る。最近医療でよく使われる「クオリティ・オブ・ライフ(QOL,生命・生活の質)」は、口についても言えるもので、口の健康を保つことが時には寝たきりの患者を歩けるまでに回復させることも可能である歯と、他の病気との関係や患者のQOL向上につながる歯科治療を、具体例に沿って解説している。
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世は健康ブームでありながら、歯の健康には殆どの人が無関心で、こうあるべきという「口の健康像」を持てずにいる。たしかに日本では殆どが子供の頃から歯を磨く習慣を身につけているが、感染症たる歯の病気を防ぐのには、全く効果がないといったら意外に思われる人が多いのではなかろうか。
そこで歯をただ磨くだけでは、歯の病気を予防できないことを改めて知ってもらう必要があり、そして歯科医療も歯を削っては埋め、抜いては義歯を入れるという治療から予防歯科へと脱皮していくのが正しい姿である。
歯科医療のレベルアップと「患者の側に立った理想的な診療」を掲げ情熱的に様々な改革を試み、歩んできた35年の歯科医人生を語りつつ、愛歯ゆえの歯科医療を提唱する万人向けの好書である。
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